厚木・南青山|子育て・家族関係・教育に関するカウンセリングとカウンセラー育成

IMカウンセリング心理学研究所

Blog

子育て②『子どもは全身全霊を捧げて、一人の男を父親に一人の女を母親に育て上げる』

投稿日:

子育て②『子どもは全身全霊を捧げて、一人の男を父親に一人の女を母親に育て上げる』

私がこの言葉に出会ったのは、いつだったのか定かではありませんが、子育て真っただ中の、30数年前だったと思います。

残念なことに、その当時の私は、この言葉が意味することには気にも留めずに、仕事に邁進していた一人の女性でした。

それから10年程して、市の教育情報紙の編集をする機会があり、この言葉を引用したところ、上司からカットされたことを思い出します。『全身全霊』という言葉への誤った解釈があったのでは?と推測されます。

『全身全霊』が意味することは、「その人に備わっている体力と精神力のすべて」と、三省堂 新明解四字熟語辞典にはあります。

競技スポーツをやっていた私としては、よく理解できる言葉でした。

タイトルの言葉を読めば読むほど、すごい事を言い当てている言葉だと思います。そう、みんな一人の女、一人の男にすぎなかったのですね。

月日は遡りますが、私が二人目の子どもである長男を出産して間もなく、転任した先の校長から、「皆さん、思い違いをするんですね。親というのは最初から親ではないんです。思春期の子どもを育てて、初めて親になるんですよ。」と言われた言葉を今でも思い出します。

自分の意のままに子どもを育てたなら、きっと思春期にまたはそれ以降に、子育てを考え直さなければならないことになる。という事への示唆でした。

子どもが小さい時は、誰もが精一杯、親としての責務を果たそうとします。

『もう、毎日が楽しくて!』と、言い切れる人は少ないのではないかと思います。諸々の事情(仕事・家族構成・経済状態・健康状態等)で余裕がない中での子育てや、自分と親との関係で、モデルとなるものを得られなかった中での子育てが行われているケースは少なくありません。

縁あって恵まれた子ども。『子どもは宝』と思えたなら親として幸せですね。

ただし、『私の宝物!』となると所有物になってしまいます。

私は学生時代に一人の50代の女性と出会いました。
アメリカ人の夫と息子、そして娘の4人暮らし。
とても優雅な暮らしぶりに、その女性が偉大であるかのように感じたのですね。
そして、この言葉に魅せられたのでした。

『私は何をしても中途半端だったけれど、子どもたちは私の最高傑作よ!』

立派に育て上げたという自信にみなぎった言葉でした。
まだ二十歳そこそこの私には、カッコよく思えたのですね。

単純に! 私もこう言える(彼女のように)女性になりたい、と思ったことを鮮明に覚えています。
そして、実際にその言葉を使ったのでした。
娘が3歳の時だったと思います。
女性としても、母としても一人前の女性になったつもりでいたのですね。

それから2年後です。前述の校長からの言葉に出会ったのは・・・。
まるで、私の心を見透かされているようで、一瞬、体の筋肉が強張るのを感じたのです。

(次号に続く)

-Blog

Copyright© IM Counseling, 2020 All Rights Reserved.

Copyright© IMカウンセリング心理学研究所 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.

お電話でのお問い合わせ