日々のエピソードの担い手として
3月の中頃、膨らみかけた桜の蕾を目にして、何とも言われない希望を感じました。
そして、その月末に青山霊園にお参りをした時には、優しく花を咲かせて私を迎えてくれました。
これを幸せと言わずして何というのか・・・と、娘と二人で感動しきりでした。
その時の私に悩みがなかったかと言うと、そんなことはありません。
あれもしなくっちゃ、これもしなくちゃ!
あ!またやっちゃった!
どうしても納得いかない!等々、いつも平安な状態ばかりではないのです。
あの日は、「自分を取り巻く環境って大切だわね。」と、桜に気づかせてもらいました。
つい先ほどまで囚われていたネガティブな思いが、桜並木を歩いている内に軽くなってきたのですからね。
状況は全く変わっていないのに、幸福感の方が勝ってきたのでした。
ああ、私の愛するペットもそうだけれど、植物が見せてくれるエピソードも『生』そのものです。可愛らしい芽を吹いたかと思うと、気がつけば、生命みなぎる新緑に生長する様。
蕾がふくらんで見事な花を咲かせる様。そして、散っていく・・・。
私たちの生活も、日々、エピソードに溢れています。
いわゆる記念日という喜びに満ちていることや覚えていたい事には、意識的に関りをもとうとします。
また、比較的大きなつらい出来事にも同様に関りをもとうとします。
ところが、小さな出来事、特に歓迎したくない出来事は放っておかれがち。
日々、自分にこそ、優しい眼差しが必要なのかもしれませんね。
そして、自分にまつわるエピソードをどう見るか、どう捉えるかということもとっても大切なのですね。
歓迎したくない出来事には悩まされますね。「どうして?」と・・・。
ところが、ある時点で気づかされるのです。
今があるのは、あの時とあの時とあの時の・・・・
あの出来事があったからだ。
全部、つながっていたんだ!
後になってから気づくことが多いかもしれません。
そのような体験が多くある人たちは、出来事の渦中にあって、こう思うのだそうです。
「ん?この体験から何を学ぶのだろう?」
「ん?この先にあることは?」
すると、目の前にある『大きな問題』と捉えていたことが違う形に見えてくると言うのです。
『大きな問題』に悩まされるのではなく、見えないものを探索する。
よし!悩んでやろうじゃないか!となるわけですね。
まさに『担い手』です。
その担い手として、ドカンっと荷物を渡されたらその衝撃は大きいけれど、自分から『ヨイショッ』と持ち上げたなら、衝撃は少ないはず。時には、ちょっとこれ、重いぞ。一人では厳しいかも・・・。
誰かに助けを求めよう!
これもグッドアイディアですね。
こうやって、『担い手』はいろいろなやり方で、荷物を担いだり、運んだり、下ろしたりするのですね。
あれよあれよと言う間に、ゴールデンウィークは間近です。
仕事も入っているけれど、遠出をしない分、ちょっと贅沢なご褒美に、 アフタヌーンティーを奮発しちゃおうかな!なんて目論んでいます。
『ファミリー・ヴァ-チューズ』は毎月開催しています。
現在はZoomでの開催ですから、お家からのご参加となります。
5月 8日(日)10:00~12:00
6月19日(日)10:00~12:00
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携帯電話(080-6511-8734)にご連絡ください。。